あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】One Control Blue 360 AIAB

今回レビューするものはベース用アンプシミュレーターとなるOne Control Blue 360 Amp In A Boxです。

f:id:asagi_bass:20190915142800j:image

主な仕様として

コントロール:VOLUME・TREBLE・MID・BASS

電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:1.5mA

重量:160g

サイズ:W47mm x D100mm x H48mm

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。

 

公式サイト

One Control


使用してみた感想としましては、密度の高さが特徴的でとにかく太いと感じました。

クリーンとはいえませんが僅かに歪んでいて、ブリッとしています。

ピッキングニュアンスによって、クリーン寄りだったり歪み寄りだったりと変化を見せてくれるペダルです。

この若干歪む感覚がたまらなく良いのではないでしょうか。

 

ファットさとパキッとしたトレブルがいい塩梅です。

重心が低めではありますが、低すぎることなく心地よい鳴りをしてくれます。

全体的に丸みを帯びている質感がありまとまりも良いです。

 

Acoustic 360ベースプリアンプヘッドユニットとパワードキャビネット361のもはや伝説になったサウンドがこのペダル一つで再現されています。

これはジャコ・パストリアスが使用している組み合わせであり、ベーシストにはおなじみのトラディショナルなサウンドが得られます。

 

酷くノイズがのるという声も聞こえてきましたが、私の環境や個体では全くのノイズレスというわけではありませんが特に問題無いレベルだと感じました。

 

側面のスイッチを上側にすることで、-18dBモードにすることができます。

歪むアンプをこのモードで落ち着かせることも可能です。

f:id:asagi_bass:20190915174657j:image

ボードに組み込み、エフェクターとして使用するような場合はこちらがいいかもしれません。

とはいえボリュームを上げようとするならこのスイッチを下側にする必要があります。

 

同社のOne Control Sonic Silver Pegはアンペグサウンドを再現したものであり、他にも様々なラインナップから自分好みのアンプサウンドやベース用の歪みなどを選ぶことができます。

各コントロールですが

TREBLEは3kHz辺りを-26dB~+20dBの範囲で調整でき
MIDは600Hz辺りを-15dB~-6dBの範囲で調整でき
BASS:32Hz辺りを-26dB~+6dBの範囲で調整できます。

 

昔ながらのアンプサウンドを目指したとはいえ、現代でも通用するコントロールを備えたためモダンなベースでもハマってくれます。

サウンドハウスでOne Control ( ワンコントロール ) / Blue 360 AIAB ベース用プリアンプの価格を見る