今回レビューするものはベース用アンプシミュレーターとなるOne Control Blue 360 Amp In A Boxです。
主な仕様として
コントロール:VOLUME・TREBLE・MID・BASS
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:1.5mA
重量:160g
サイズ:W47mm x D100mm x H48mm
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、密度の高さが特徴的でとにかく太いと感じました。
クリーンとはいえませんが僅かに歪んでいて、ブリッとしています。
ピッキングニュアンスによって、クリーン寄りだったり歪み寄りだったりと変化を見せてくれるペダルです。
この若干歪む感覚がたまらなく良いのではないでしょうか。
ファットさとパキッとしたトレブルがいい塩梅です。
重心が低めではありますが、低すぎることなく心地よい鳴りをしてくれます。
全体的に丸みを帯びている質感がありまとまりも良いです。
Acoustic 360ベースプリアンプヘッドユニットとパワードキャビネット361のもはや伝説になったサウンドがこのペダル一つで再現されています。
これはジャコ・パストリアスが使用している組み合わせであり、ベーシストにはおなじみのトラディショナルなサウンドが得られます。
酷くノイズがのるという声も聞こえてきましたが、私の環境や個体では全くのノイズレスというわけではありませんが特に問題無いレベルだと感じました。
側面のスイッチを上側にすることで、-18dBモードにすることができます。
歪むアンプをこのモードで落ち着かせることも可能です。
ボードに組み込み、エフェクターとして使用するような場合はこちらがいいかもしれません。
とはいえボリュームを上げようとするならこのスイッチを下側にする必要があります。
同社のOne Control Sonic Silver Pegはアンペグサウンドを再現したものであり、他にも様々なラインナップから自分好みのアンプサウンドやベース用の歪みなどを選ぶことができます。
各コントロールですが
TREBLEは3kHz辺りを-26dB~+20dBの範囲で調整でき
MIDは600Hz辺りを-15dB~-6dBの範囲で調整でき
BASS:32Hz辺りを-26dB~+6dBの範囲で調整できます。
昔ながらのアンプサウンドを目指したとはいえ、現代でも通用するコントロールを備えたためモダンなベースでもハマってくれます。
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