今回レビューするものはベース用マルチエフェクターとなるZOOM B3nです。
主な仕様として
電源:DC9Vセンターマイナス 500mA
重量:1.28kg
サイズ:W234mm x D181mm x H58mm
デジタルエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、扱いやすくライブ向きのオールマイティなペダルだという印象を受けました。ベース用マルチエフェクターということもあって定番どころのモデリングを手堅くおさえています。
マルチエフェクター特有の操作のしにくさや見辛さもありません。雨の日のスタジオにフル機材を持っていくのが大変な時や今のボードに追加して+αとして使うのもいい感じです。
過去のマルチエフェクターとは音質はもちろんモデリングの質やバイパス音なども改善しており、デジタル嫌いな方にも試していただきたい一台となっています。
正直なところモデリングのクオリティは満点とは言えません。実機通りという印象はありませんが普通に使える音ではないでしょうか。
マルチエフェクターと割り切って使えば特に不満のないものとなっています。
相変わらず価格と性能が良い意味で釣り合っていません。エフェクターについてよく知らない方にも初めての一台としてもぴったりです。
また、本機から追加されたDARKGLASS B7Kのモデリングだけでもお釣りが来るレベルではないでしょうか。
これより後に発売されたB1 FOURが出るまでは安価にペダルでDARKGLASSのモデリングサウンドを手に入れる手段はこれしかありませんでした。
同時使用エフェクト数が最大7個というスペックの高さも可能性を感じさせてくれます。操作性の良さや音作りの幅も広く、その汎用性の高さからコンパクトエフェクター派の方もとりあえず買っておいて損はないのではないでしょうか。
ベース用マルチエフェクターということで比較対象になるのは同社のZOOM B1 FOURではないでしょうか。
ZOOM B3という機種もありますがそっちを買うくらいなら後継機種のZOOM B3nを買うのをおすすめします。B3は中古相場が低く、買いやすい以外のメリットはあまり感じられません。
B3nはB1 FOURとは違い、スイッチをひとつ踏むだけでチューナーの起動が出来るということも扱いやすさを向上させています。よりライブ向きのモデルといえます。フットスイッチの数から見ても複数の音色を扱う方は間違いなくB3nがいいのではないでしょうか。
サイズが大きくはなってしまいますが、これ一台で完結することのできそうなポテンシャルを秘めています。
電池駆動ができなくなりましたので電源がない路上ライブなどでは手間になってしまいます。
ベース用マルチエフェクターを探している方はB3nとB1 FOURと比較してみて自分の環境に合う方をお選びください。
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