今回レビューするものはベース用ブースター、バッファーとなる190BoostBuffer Powered by SoulPowerInstrumentsです。
主な仕様として
コントロール:LEVEL
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:10mA
重量:116g
サイズ:W35mm x D88mm x H30mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
SoulPowerInstruments – Original effectors & modified effectors
使用してみた感想としましては、全体的な押し出し感を得られつつもタイトなローの押し出しと確かなパンチの付与を感じました。
五弦ベース向きではありますと謳われていますが、四弦ベースでもその恩恵を受けることができました。とにかく太さやコシなどが付与されるためベースの存在感が増すこと間違いないでしょう。
高域、低域ともに持ち上がり、ローが引き締まるため、ベースサウンドがまとまります。輪郭がはっきりし、音圧が出るというベース用ブースター/バッファーに求められているものが全部揃っているような印象です。
30Hz〜60Hz周辺のウルトラローを出しつつも篭りすぎないサウンドとなっています。
レベルを上げてブースターとして使用するのも良し、レベルを上げずにバッファーとして使用するのも良しというペダルです。そのため、エフェクターボードの先頭に置いても、最後尾に置いても効果を発揮することができます。先頭において、他エフェクターの効果を倍増させたり、最後尾に繋ぐことで太さを求めることもできます。
サイズがコンパクトで、ノブもひとつだけという音作りがしやすいことも相まってIKUO氏のフォロワーでなくとも受け入れられるペダルとなっているのではないでしょうか。シグネイチャーペダルということもあり、敬遠する方は多いかもしれませんが食わず嫌いをせずにお試しください。
このペダルはLEDがピンクになっていて割と珍しいのではないでしょうか。サウンド面だけではなく、筐体や仕様からもIKUO氏のこだわりを感じられます。